ママフェスト ~ソダテル ミライ~

 

 

 目的

・ママたちによる、近い未来(2030年)の理想(妄想)と社会をむすぶ

 ・理想の未来にむけて、今できること[マイフェスト]を考える

 ・社会に対し、不安のモヤモヤでなく、考えるモヤモヤを持つ

 

「ママ」たちの視点から見る「未来の社会」について9名のママさんたちと語り合いました。

テーマは「2030年の社会に向けて、今からできることは?」

  

いきなり2030年の未来を考えることは難しいので、「あったらいいな!」と思うドラえもんのひみつ道具を考えていただきました。 

「なんでも見通すメガネ」「本音も聞けるほんやくこんにゃく」「ボタン一つで料理が出てくる器具」などなど

 

次に「最悪な2030年」「最高な2030年」を考えてもらいました。 

「最悪な2030年」

ITSNSなど)が発達して人とのつながりがなくなってしまう

・食べ物や環境などが安心安全(産地・生産者がわかるなど)な状態ではない ・安心して空気も吸えない社会

・何においても疑心暗鬼

・戦争おきる、子どもが戦争に行くことになる・・・かも・・・?など 

「最高な2030年」

・誰の子も関係なく見守れるコミュニティがある

・かつての日本の良さ(向こう三軒両隣感覚など)も引き継いでいる

・戦争という考えをみんな持たない

・多様性のある考えを持つ空間を作るだけでなく、活かす働きもある社会

・疑心暗鬼のない社会 など

 

最後に「最悪な2030年」にならないために、「最高な2030年」になるために、「今」自分たちにできることはなにかを木に表していただきました。 

「根幹は平和で、その幹として教育があり、その先に多様性のある場を作り、今はその場を生み出すファシリテーターを増やす」

「多様性のある社会を創るためには、日本の伝統行事に参加するなどの心養う体験をする」

「社会や政治に関心をもち、リーダーを見極める力をつける」

2030年、安全な自然環境を作るべく、身体にも環境にも良い素材のものを使うことを心がける」

「食の安全性を知るために農業体験に行ってみる。パーマカルチャーというものを知ってみる」

「未来の親育てをする」

「市民活動の場をつくり、人材を育て増やしていく」

などがありました

 

「保育園落ちた 日本死ね」昨年、話題となったこのツイート 

子どもたち、自分たちが生きていく日本が、本当に死んで良いと思う親御さんはいないと思いますし、本当は、今の状況を「死ね」の一言で片付けて良いとは、皆さん思っていないはず。

だからこそ、「死ね」という前に、自分たちができることはなにか、理想の社会とはなにか、自分なりの未来に向けたママたちの「マイフェスト」を考え合う機会を作らせていただきました。「教育」「安全性」などママだからこそ、強く訴えたい視点が濃い意見が多く出ていると感じました。そして自分たちの子どもたちの未来が明るく温かい人や社会にあふれている世の中であってほしいし、自分から少しでも発信していきたいというママさんたちと出会えて嬉しかったです。今回の機会が少しでも社会や未来に関して考えたり向き合ったりするきっかけになれば幸いです。

 

今後も違ったテーマでママ目線の社会に関する対話の場を作りますので、今後ともよろしくお願いいたします!

  

小椋